【Vol.385】「空気」につながる「集団思考」と「沈黙の螺旋」

トランプ米大統領がパリ協定からの離脱を表明。米国も世界も漂流し始めました。日本はその中でどう行動すべきか。熟考が必要です。大統領の代わりはいても、地球の代わりはありません。 1.集団思考 北朝鮮の度重なるミサイル発射、米 …

【Vol.384】中東紛争の歴史とトランプ初外遊

トランプとロシアの不透明な関係「ロシアゲート」事件に関する特別検察官にモラー元FBI(米連邦捜査局)長官が就任。外遊中のトランプが帰国後に捜査が本格化します。安倍首相と加計学園の不透明な関係「加計ゲート」事件にも厳格な捜 …

【Vol.383】フランス第5共和政迷走と欧州の「自由からの逃走」

昨年来、今年は国際情勢や海外の選挙結果が日本の先行き予測に大きな影響を与えるとお伝えしてきました。北朝鮮を巡る緊張は続いています。フランス大統領選ではマクロンが勝利。6月の国民議会選挙に向けた第2ラウンドがスタートしまし …

【Vol.382】組織犯罪規制法に潜むオーウェル的世界

北朝鮮を巡る緊張が続いています。一方、フランス大統領選はマクロン氏とルペン氏が5月7日の決選投票に進出。6月に英国総選挙、9月は独総選挙。欧州からも目が離せません。国内も課題山積。引き続き、事実や論点を整理した情報をお届 …

【Vol.381】イスラム教の歴史と中東情勢の複雑性

米国がシリアへのミサイル攻撃を断行。シリアが化学兵器を使用したのであれば言語道断。しかし、確証はない中での攻撃でした。イラク戦争を想起せざるを得ません。イラクの大量破壊兵器保有を理由に開戦したものの、結果的に大量破壊兵器 …

【Vol.380】「アナン告示」による国連PKOの根本的変化

1.第6.5章 南スーダンへのPKO部隊派遣は2012年1月。派遣開始から5年強で任務を終了しますが、撤収作業を無事に終えることを祈念します。 PKO(ピース・キーピング・オペレーション)は「国連平和維持活動」と訳されて …

【Vol.379】森友学園問題が問いかける「信なくんば立たず」

先週末、安倍首相が突如、南スーダンの自衛隊PKO派遣部隊の撤退方針を表明。南スーダンは事実上の内戦状態に近づいており、自衛隊員の安全のためにも、日本が意図せざる紛争に巻き込まれることを避けるためにも、撤退は当然です。同時 …

【Vol.378】戦前財政史から考える異次元緩和の異常性

1月30日の予算委員会における質疑の内容をメルマガで紹介してほしいというご要望を複数いただきましたので、今回はその話題を取り上げます。議事録も参議院ホームページからご覧になれますので、ご興味があればご覧ください。 1.高 …

【Vol.377】グローバリズムとイノベーションの基盤を揺るがす大統領令

安倍首相が訪米しました。このメルマガは日本時間10日朝に書いています。今回も引き続きトランプ大統領を取り上げざるを得ません。それほど、日本の政治、経済に与える影響は大きく、両国首脳が単に親密になるだけでは不適切です。会談 …

【Vol.376】トランプ大統領の就任と世界の行方

第45代トランプ米国大統領が誕生。大統領就任式を迎えたワシントンで、米国の警察官が米国民に催涙ガスを発射し、多くの拘束者を出している風景に、先行きの深刻さを感じざるを得ません。日本は、思慮深く、用心深い外交安保政策を追求 …