【第123号】飛鳥・奈良時代の仏教9(勧進聖として知られる行基)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は大仏建立の勧進聖(かんじんひじり)として知られる行基についてです。 道昭(どうしょう) 奈良時代の山岳修行者の二大巨頭である役行者と …

【第122号】飛鳥・奈良時代の仏教8(霊異記に登場する役行者の説話)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は霊異記に登場する役行者の説話をご紹介します。 一言主大神 最澄・空海が活躍していた八二二年に編纂された霊異記。その中に、薬師寺の僧、 …

【第121号】飛鳥・奈良時代の仏教7(役行者)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は役行者についてです。 神仏習合(しんぶつしゅうごう) 随・唐に対して倭国(日本)は対等の立場であることを主張した聖徳太子が六二一年に …

【第120号】飛鳥・奈良時代の仏教6(壬申の乱)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は壬申の乱についてお伝えします。 大海人皇子と大友皇子 白村江の戦い(六六三年)の後、国防体制整備と内政改革を開始した中大兄皇子。 六 …

【第119号】飛鳥・奈良時代の仏教5(白村江(はんそんこう=はくすきえ)の戦い)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は白村江(はくそんこう=はくすきのえ)の戦いについてお伝えします。 任那の調 長く倭国の朝鮮半島での拠点であった任那(みまな)に対して …

【第118号】飛鳥・奈良時代の仏教4(乙巳の変と大化の改新)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は乙巳の変と大化改新についてです。 乙巳(いつし)の変 朝鮮三国(高句麗・新羅・百済)の動乱(先月号参照)と時を同じくして、倭国でも政 …

【第117号】飛鳥・奈良時代の仏教3(聖徳太子一族の滅亡)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子一族の滅亡についてお伝えします。 蘇我氏の専横 六三九年に百済大寺を創建した舒明天皇が六四一年に崩御。 再び山背大兄王(聖徳 …

【第116号】飛鳥・奈良時代の仏教2(留学僧)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教についてお伝えしている今年のかわら版。今月のテーマは聖徳太子没後の倭国仏教を支えた留学僧。隋・唐から続々と帰国します。 朝鮮僧 聖徳太子の時代以降、遣隋使、遣唐使と …

【第115号】飛鳥・奈良時代の仏教

あけましておめでとうございます。足かけ十一年目に入ったかわら版。今年もどうぞよろしくお願いします。今年のテーマは、最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教です。 輸入仏教、教学仏教、実践仏教 聖徳太子が亡くなったのは六二一年 …

【第114号】日本仏教と聖徳太子の生涯12(太子の最期と太子伝説)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。最終回の今月は太子の最期と太子伝説についてです。 念禅法師 六一五年(太子四十四歳)、仏教の師である慧慈が高句麗に帰国。教えを請う師を失い、太子は寂寥 …