【第117号】飛鳥・奈良時代の仏教3(聖徳太子一族の滅亡)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子一族の滅亡についてお伝えします。 蘇我氏の専横 六三九年に百済大寺を創建した舒明天皇が六四一年に崩御。 再び山背大兄王(聖徳 …

【第116号】飛鳥・奈良時代の仏教2(留学僧)

皆さん、こんにちは。最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教についてお伝えしている今年のかわら版。今月のテーマは聖徳太子没後の倭国仏教を支えた留学僧。隋・唐から続々と帰国します。 朝鮮僧 聖徳太子の時代以降、遣隋使、遣唐使と …

【第115号】飛鳥・奈良時代の仏教

あけましておめでとうございます。足かけ十一年目に入ったかわら版。今年もどうぞよろしくお願いします。今年のテーマは、最澄・空海に至る飛鳥・奈良時代の仏教です。 輸入仏教、教学仏教、実践仏教 聖徳太子が亡くなったのは六二一年 …

【第114号】日本仏教と聖徳太子の生涯12(太子の最期と太子伝説)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。最終回の今月は太子の最期と太子伝説についてです。 念禅法師 六一五年(太子四十四歳)、仏教の師である慧慈が高句麗に帰国。教えを請う師を失い、太子は寂寥 …

【第113号】日本仏教と聖徳太子の生涯11(三経講経と三経義疏)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子の仏教を語る時に欠かせない三経講経(こうきょう)と三経義疏(ぎしょ)についてです。 三経講経 推古天皇と摂政皇太子(厩戸王子)による治世 …

【第112号】日本仏教と聖徳太子の生涯10(v日出ずる処の天子)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は遣隋使が持参した国書に記された日出ずる処の天子の背景についてです。 小野妹子 六〇三年(太子三十二歳)の官位十二階、六〇四年(同三十三歳)の十七 …

【第111号】日本仏教と聖徳太子の生涯9(遣隋使、冠位十二階、十七カ条憲法)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子の偉業である遣隋使、冠位十二階、十七カ条憲法についてです。 日本書記と隋書倭国伝 朝鮮半島や大陸の国際情勢に対応しつつ、仏教や律令制度の …

【第110号】日本仏教と聖徳太子の生涯8(慧慈と覚哿)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子の師である慧慈と覚哿についてです。 高句麗僧・慧慈(えじ) 五九四年、太子の下で三宝(仏・法・僧)興隆の詔(みことのり)が発せられ、倭国 …

【第109号】日本仏教と聖徳太子の生涯7(摂政皇太子)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子が摂政皇太子(せっしょうひつぎのみこ)に任じられる経緯についてです。 崇峻天皇 五八七年八月、厩戸皇子(うまやどのおうじ)の活躍によって …

【第108号】日本仏教と聖徳太子の生涯6(聖徳太子の四天王信仰)

皆さん、こんにちは。日本仏教と聖徳太子の生涯がテーマの今年のかわら版。今月は聖徳太子の四天王信仰についてです。 用明天皇 五八五年、敏達天皇は蘇我馬子が私的に仏法を信仰することを許し、倭国に初めて正法(しょうぽう)が誕生 …